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木もれびの森
シロウツボホコリ
ケホコリ科ウツボホコリ属
木もれびの森で3種類のウツボホコリを見かけました。白色・灰色のシロウツボホコリ、黄色のキウツボホコリ、ピンク系のウツボホコリです。シロウツボホコリはサイズも小さく、近くによらないと認識するのが困難なせいで、これまで気づきませんでした。最初に気がついたのは2024年6月、朽ち木の側面に顔を出していたシロウツボホコリの子実体です。
初めて見たシロウツボホコリ
2024年6月7日 若松B
2025年6月から毎日定時定点観測を実施したところ、多くの場所でシロウツボホコリの子実体を見ることができました。さらに変形体の姿も捉えることができました。
初日に切り株の根本に発見
2025年6月5日 若松B
ムラサキホコリの変形体に似た白い粒子を見つけましたが、翌日シロウツボホコリの子実体に変わっていました。
ムラサキホコリの変形体?
2025年6月7日 東大沼D
シロウツボホコリの子実体に
2025年6月8日 東大沼D
シロウツボホコリの変形体が群生している伐採木を見つけました。翌日、全て灰色の子実体に変わっていました。
変形体の群生
2025年6月13日 東大沼D
白い粒子状の変形体
2025年6月13日 東大沼D
翌日
2025年6月14日 東大沼D
子実体に変化
2025年6月14日 東大沼D
若松地区でもシロウツボホコリの変形体と思われる集団を見つけました。翌日、これまでの白色や灰色の子実体と違って青味がかった灰色の子実体になりました。色合いは違いますがシロウツボホコリの仲間と思われます。
変形体
2025年6月15日 若松B
青味がかった灰色の子実体
2025年6月16日 若松B
同日、若松地区の別の場所でもシロウツボホコリの変形体を見つけました。翌日、白色の子実体になりましたが、他のに比べ発育不全です。
変形体
2025年6月15日 若松B
子実体
2025年6月16日 若松B
6月14日にシロウツボホコリが見られた同じ伐採木上で、2日後少し離れた位置に新たに子実体が見られました。
まばらに
2025年6月16日 東大沼D
6月17日に、シロウツボホコリの子実体と何かの変形体と思われる白い粒子が共存している朽木がありました。翌日、白い粒子の方は球形の未同定の粘菌に変わっていました。
白い変形体と共存
2025年6月17日 若松B
未同定の粘菌の子実体に
2025年6月18日 若松B
6月29日に白い変形体の集団が現れました。これまでの変形体と比べると粒子がつながっています。翌日、青味がかった灰色の子実体になりました。
変形体
2025年6月29日 若松B
青味がかった灰色の子実体
2025年6月30日 若松B
その後、7月、8月になってもたまに子実体の姿が見られました。
まばらに
2025年7月19日 東大沼B
密生
2025年7月21日 東大沼D
黄色味がかっている
2025年8月14日 東大沼B
少し細身
2025年8月14日 東大沼D