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木もれびの森
スハマソウ(洲浜草)
キンポウゲ科ミスミソウ属
「木もれびの森」では2箇所にスハマソウの生育地があります。スハマソウは花弁のように見える白や青の萼片を有し、3月上旬から4月上旬にかけて咲き始めます。常緑多年草ということで毎年同じ場所で咲くのが見られます。園芸目的で採取されることが多く、準絶滅危惧種として扱われているようです。
2019年3月初旬、若松B地区(生育地1)で「スハマソウ」という看板のある囲いのなかに小さな三つの花集団があり、二つは白の萼片、一つは青の萼片からなる花を咲かせていました。毎年、同じ場所で花が咲いており、年によって花の数や大きさが少し変わっています。
2019年 看板の後ろに
2019年3月17日 若松B
2020年 少し増えている
2020年3月12日 若松B
2024年 青が増えている
2024年3月14日 若松B
2026年 白が増え青が減っている
2026年3月14日 若松B
青色の萼片をもつ花は年とともに減少傾向にあります。
一番多い時
2022年3月14日 若松B
だいぶ少なくなりました
2026年3月21日 若松B
茎に毛が生えています。
茎に毛
2023年3月7日 若松B
茎に毛
2025年3月19日 若松B
萼の色は薄い青から濃い青まであり、2025年以降、青紫になってきました。
可憐な青い花
2019年3月8日 若松B
濃いブルー
2020年3月5日 若松B
中心が白い
2020年3月12日 若松B
薄いブルー
2020年3月18日 若松B
青紫
2025年3月23日 若松B
青紫
2026年3月14日 若松B
白色の萼片を有する花は少しづつ増えているようです。
小さな塊
2019年3月24日 若松B
少し増えている
2023年3月20日 若松B
咲き始め
2026年3月14日 若松B
開花
2026年3月21日 若松B
白色の萼片を有する花には、萼片が6枚のものと8枚のものがあります。雄蕊は白ですが、雌蕊は赤紫や白など花ごとに異なっています。
萼片6枚
2024年4月6日 若松B
萼片6枚
2024年4月6日 若松B
萼片8枚
2024年4月6日 若松B
萼片8枚
2024年4月6日 若松B
花が咲き終わった後、「痩果」と呼ばれる実をつけます。
痩果
2024年4月13日 若松B
2018年4月下旬、若松A地区(生育地2)で林の中の小道から離れた場所に「スハマソウ」という看板のある囲いのなかに白い斑のある3裂の葉の集団を見つけました。すでに花期は終わっており花は見られません。翌年、看板が見当たらず見逃してしまいましたが、その次の年に同じ場所に小さなピンクがかった花が数輪咲いていました。その後、毎年同地でピンクの萼片の花を見ることができました。しかし、倒木があり周辺の環境が変化したためか、2026年には花を見つけられませんでした。
看板発見
2018年4月26日 若松A
翌々年、小さな花が
2020年4月8日 若松A
小集団
2021年3月14日 若松A
ここまで増えた
2022年3月24日 若松A
2025年はたったこれだけ
2025年3月23日 若松A
萼片は白色の中にピンクのグラデーションがかかっています。雌蕊の色は皆赤紫でした。
ピンク
2021年3月14日 若松A
薄いピンク
2023年3月15日 若松A
薄いピンク
2023年3月15日 若松A
濃いピンク
2025年3月22日 若松A
2026年3月22日、城山かたくりの里を訪れ、スハマソウと同じくミスミソウ属であるオオミスミソウの花をたくさん見ることができました。萼片の色や雄蕊の形のバリエーションが豊かであり、どうやってこれだけの違いが出てくるのか、遺伝子の発現機構に興味が持たれます。
ピンクの斑模様
2026年3月22日 城山
萼片が8枚のものも
2026年3月22日 城山
グラデーション
2026年3月22日 城山
紫系
2026年3月22日 城山
赤紫と紫
2026年3月22日 城山
雄蕊タイプ1
2026年3月22日 城山
雄蕊タイプ2
2026年3月22日 城山
雄蕊タイプ3
2026年3月22日 城山